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	<title>HP-12C - 版の履歴</title>
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		<title>2024年6月8日 (土) 06:54にWebmasterによる</title>
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		<updated>2024-06-08T06:54:22Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;{{Pathnav|メインページ|RPN電卓|所有するRPN電卓本体|frame=1}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
外装はまったく同じだが用途毎に内蔵されている関数が異なるHP-10Cシリーズのうちの1つ。チップセットの開発時のコードネームからVoyagerシリーズとも呼ばれる。1981年9月1日から&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;現在も&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;販売されている金融・財務向けプログラム関数電卓である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
管理人の用途から、本サイトで扱うRPN関数電卓は科学・数学向けだけだが、金融・財務向けである本機は例外として取り上げる。その理由は、本機が、「HP製RPN電卓」という狭いカテゴリに留まらず「日進月歩どころか秒進分歩のコンピュータ製品分野で、50年もの間、発売当初から何も変わらない製品が製造・販売され続けている事実」に敬意を表すべきと考えているからだ。&lt;br /&gt;
__TOC__&lt;br /&gt;
===金融・財務向け関数電卓の誕生===&lt;br /&gt;
世界初のポケット関数電卓である[[HP-35]]は科学・数学向けだが、電卓の用途でもうひとつ大きなカテゴリに金勘定＝金融・財務向けがある。幸か不幸か、金勘定は紀元前の時代から凡そ人が生きていくために必要不可欠なスキルで、東洋では[https://ja.wikipedia.org/wiki/そろばん 算盤]、西洋では[https://en.wikipedia.org/wiki/Abacus アバカス]が古の時代から使われていたが、それに取って代わるべく開発されたのが電卓なのだから当たり前である。算盤やアバカスで使う[https://en.wikipedia.org/wiki/Bi-quinary_coded_decimal 二五進法]に慣れ、四則演算が自在にできるようになるには相当な訓練が必要&amp;lt;ref name=&amp;quot;juku&amp;quot; /&amp;gt;だが、電卓の登場により、訓練をせずとも、誰でも簡単に正確な&amp;lt;ref name=&amp;quot;china&amp;quot; /&amp;gt;演算結果を迅速に得られるようになったのだから、その功績は非常に大きく、一般市民の電卓の主たる用途は金勘定と断言して良いだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
HPの本拠であるアメリカを含む海外諸国の大半は、自営業は言うに及ばずサラリーマンであっても納税は[https://en.wikipedia.org/wiki/Tax_return 確定申告]が基本であるため、金融・財務向け関数電卓の存在意義は大きく、販路としても科学・数学向けなぞ及びもつかないほど広大であることは容易に予想できる。また当然のように、金融機関や証券会社に勤務する人の業務用途も対象となり得る。[[HP-35]]の商業的な大成功を受け電卓事業への参入を決めたHPは「電卓事業を維持・拡大するには、金融・財務向け関数電卓市場の創成と攻略が必須」と考え、科学・数学向けとは異なり、金融・財務向け関数電卓の開発方針を「あらゆる演算操作が簡便であること」に置いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、1973年に科学・数学向け関数電卓を購入するユーザ層であれば、電卓とは如何なるものかはもとより、多少複雑な操作も習得してもらえるリテラシーを期待できるものの、HPが金融・財務向け関数電卓を購入させたいユーザ層は、先述の通り広大であるため、こういったリテラシーを一律に期待できないと考えたからだ。そのため、科学・数学向けで実装したROM(ソフトウェア)と金融・財務向けで実装したそれは操作指向がまったく異なる。科学・数学向けは「ユーザが関数電卓へ『数式や関数』と『数値』を入力し、必要であれば、ユーザが連綿と演算する」ものだが、金融・財務向けは「関数電卓には予め数式が設定済みで、ユーザは数式に設定する金額や利息や日数などの『数値』だけを入力し、関数キーを1回押せば、ユーザが欲する演算結果を出力する」ような操作体系としたのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[HP-35]]を発売してちょうど1年後の1973年2月1日、HPは2機種目のポケットRPN関数電卓として、世界初の金融・財務向け関数電卓[http://www.hp-collection.org/calculators/80a.html HP-80]を発売した。筐体の大きさ/バッテリ/マイクロプロセッサは[[HP-35]]とまったく同じだが、ROM(ソフトウェア)だけ差し替えることで実現しており、世代としてはClassicシリーズに分類される。先述した「あらゆる演算操作が簡便である」「関数キーを1回押すだけで、ユーザが求める演算結果を出力する」ことを実現するためには内部の演算命令数が激増せざるを得ず、実装したROMは[[HP-35]]の3個から7個に増えたが、販売価格は[[HP-35]]と同価格である395ドルに据え置くことで、好評を博した。それまでの金融機関は、専門部署が作成した膨大な数表を窓口の営業マンが都度手繰って利息や支払い金額を積算していたが、数表に誤りがあったり、数表にない返済パターンを顧客から求められた場合は専門部署へ数表の作成を依頼、その結果をもとに顧客へ提示して契約する等、なにかと時間と手間が掛かっていた。そこに颯爽と登場した[http://www.hp-collection.org/calculators/80a.html HP-80]は、営業マンや専門部署の負荷と、顧客の待ち時間を激減させたのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===驚異のロングセラー - 50年売れ続ける理由===&lt;br /&gt;
[http://www.hp-collection.org/calculators/80a.html HP-80]の商業的成功を以て、HPは、関数電卓のカテゴリとして「科学・数学向け」と「金融・財務向け」を並行して開発・販売し続けることとなり、金融・財務向け関数電卓も本機発売以降に複数機種を世に問うたものの、それでも猶、本機が製造・販売され続けており、現在でもアメリカの一部金融機関や証券会社では新入社員全員に本機を買い与え操作方法を習得させる研修を課している。その最大の理由は「&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;操作が簡便&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;で正確な結果が得られるうえ、操作を戸惑わせる&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;余計な機能が無い&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;」からだ。本機は四則演算の他に各種金利(単利・複利)計算/正味現在価値(NPV)/投資収益率(IRR)/債券利回り/減価償却/各種統計が内蔵関数だけで演算でき、これらを組み合わせたプログラムを設定することで投資分析/リース/表面金利⇔実質金利換算などを単体で実行できるが、金融機関や証券会社が金勘定を誤るのは致命的であるため、操作が簡便なのは当然として、余計な機能が無いことは殊の外重要なのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、「商取引や金勘定に関わるユーザ層は存外保守的である」ことも幾度となく指摘される。1981年の発売以降、本機は、機能も外見も一切変わっていない。[[HP製RPN電卓の特長|特長]]でも記した通り、HP製RPN電卓の堅牢さは他社と較べて異常なのだが、それでも壊れることはある。もし本機を新品に買い替えたとしても、操作方法や画面に表示される数字の意味を覚え直す必要が無いのは、保守的なユーザの心理的な負担がまったく無いうえ、他者に本機の操作方法を教える際にも有効である。それ以外にも「幅128mm×奥行80mm×高さ15mmと非常に小型かつ横型という斬新な外装が、ワイシャツの胸ポケットに丁度良く入るうえ、身なりの良いスーツや仕事の場面とよく合い、顧客にも安心感を与える。その他の凡百な電卓ではそうはいかない」「本機のユーザ層は、他機種と仕様を比較するようなことはせず、口コミを信用するため、他に高性能な機種があっても知らない」というのもあるらしいが、ここまでくると若干眉唾だ。なお、外装上の特長として、HP-10Cシリーズで本機のみ、筐体の金属部分が金メッキされている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こうした必然や偶然が重なった結果、一般市民が住宅や車をローンで購入する際は銀行やローン会社との間で双方が本機で毎月の返済金額を確認したり、企業から出されるP/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)を含む決算公告を説明する記者会見では経済専門記者が本機で検算し、会見相手である企業の財務担当者とやり合う風景が日常的に見られるまでになり、金融・財務向け関数電卓のデファクトスタンダードとしての地位を獲得、[https://www.cfainstitute.org/ Chartered Financial Analyst&amp;amp;reg;試験]に[https://www.cfainstitute.org/en/about/governance/policies/cfa-calculator-policy 持ち込める電卓の1つ]に指定されるほどの名機にまで登り詰めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
RPN電卓マニアにより、現在までの50年に渡る製造期間中に少なくとも7回のハードウェア更新が確認されている。1981年の発売当初は自社開発のNutシリーズマイクロプロセッサであるVoyagerとROM/RAM/Display Driver(通称R2D2)が分かれており2個のLSIで実装されていたが、半導体製造プロセスの微細化が進んだことで、1988年頃にワンチップLSI化された。1999年頃には駆動電圧が4.5Vから3Vに下げられたワンチップLSIに変更され、使用バッテリがそれまでの3個のLR44から1個のCR2032となった。2008年にはマイクロプロセッサを自社開発のVoyagerからARMに変更、その上でVoyagerプロセッサをソフトウェアエミュレーションで実行させる動作形式とし、バッテリもCR2032が2個に増やされた(が、演算時に必要なのは1個)。2015年にARMマイクロプロセッサが更新されたが、動作はVoyagerプロセッサのソフトウェアエミュレーションのままとし、現在に至っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、これらのハードウェア更新に当たり、半導体技術の進歩の恩恵からマイクロプロセッサに余力が生じたため、HPは当然のこととして「演算速度のスピードアップ＝マイクロプロセッサのクロックアップ」を計画したものの、最終的に破棄している。その理由は、HPが1980年代に本機をワンチップLSI化する際に実施した市場調査で&amp;#039;&amp;#039;「あまりに演算が高速だと、その演算結果が信用できない」&amp;#039;&amp;#039;という結論を得たからだ。無論そのようなことはないのだが、科学・数学向け関数電卓のユーザ層とは違い、金融・財務向けである本機のユーザ層が保守的であることも関係しているようで、『技術の進歩を信用しない』のか、あるいは『電卓であること』と『お金を扱うこと』が人を慎重にさせるのか、非常に興味深い調査結果である。いずれにしろ、現在販売されている新品も、50年前に販売された本機と同じ演算速度＝(実質)クロック周波数である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
冒頭で述べた通り、本機は現在も新品が製造されているため入手は極めて容易で、現行の新品は70ドルで販売されている。だが、先述のようなハードウェアの変遷と[[HP-10C/HP-11C/HP-15C#cite_note-le-4|HP-15Cの限定復刻版]]や[[HP-50g]]の惨状から、新品ではなく、ソフトウェアエミュレーション化される2008年より前に製造されたものを、可能ならば電池が3個のLR44のものを、欲を言えばワンチップ化される前である1988年より前に製造されたものを入手したほうが良い。RPN電卓マニアは公然と「(本機の)製品の耐久力は時代が上がるほど良い」と述べているが、然もあらんと思う。ただ、その時代の本機となると、eBayをはじめとする中古市場やオークションサイトでもなかなか御目に掛かれない。美品となると尚更で、もし出品されたとしたら200ドル以上を覚悟せねばならない。管理人が所有しているのは全てVoyagerとR2D2が分かれていた最初期のアメリカ製である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{| class=&amp;quot;wikitable&amp;quot;&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|スタック||3+1段&lt;br /&gt;
|-&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|プロセッサクロック周波数||220kHz (Voyager 1LF5-0301)&lt;br /&gt;
|-&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|使用電池||LR44×3個&lt;br /&gt;
|-&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|製造期間||1981年〜現在&lt;br /&gt;
|-&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|製造国||アメリカ → マレーシア → シンガポール → ブラジル → インドネシア → 中国&lt;br /&gt;
|-&lt;br /&gt;
|align=&amp;quot;center&amp;quot; style=&amp;quot;white-space: nowrap; background-color:#EEEEEE;&amp;quot;|1981年発売当時の定価||150ドル (約33,150円)&lt;br /&gt;
|}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==脚注==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;juku&amp;quot;&amp;gt;現代でも「そろばん塾」や「珠算教室」が存在する理由のひとつである。また、算盤の使用方法は、遅くとも1947年(昭和22年)から現在まで途切れることなく、小学校算数の学習指導要領に記述され続けている。&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;china&amp;quot;&amp;gt;「正確な」には語弊がある場合もある。中国その他の商魂逞しい国との対面商取引で先方が使う電卓には、取引相手にバレないタイミングで演算時に0.5〜1割余計に乗除算するものが存在する。&amp;lt;br&amp;gt;良くある具体例として&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;=&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;に&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;\times&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;\text {MR}&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;が設定できる電卓である。取引相手の足元を見て、両替商なら低い定数を、貿易商なら高い定数を、取引相手が来る前に&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;\text {MR}&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;に設定し、相対して電卓を弾くときもわざわざゆっくり&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;=&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;を叩くが、実際には最後に&amp;amp;nbsp;{{keypress|&amp;lt;math&amp;gt;\text {MR}&amp;lt;/math&amp;gt;}}&amp;amp;nbsp;に設定した定数を乗算することで、相手から1銭でも多く掠め取ろうという算段である。そんな術中に嵌らないためにも、それらの国と取引する際は必ず自国から電卓を複数持参し、相手が同席する場で一緒に検算するのが必須業務であった。尤も、検算で誤りを指摘すると、先方はあっさり引き下がるため、自覚はあるのだろう。『騙されるヤツが悪い』という、世界の商取引の実態である。&amp;lt;br&amp;gt;非常に古典的な手口だが、格安な海外パック旅行で数時間の滞在を義務付けられる妖しいショッピングモールや、クレジットカード決済を憚られる国の両替商や市場の出店で使われている確率が非常に高く、現在でも大規模な被害が出ている。また概してそういった国は治安が悪く、スマートフォンを持ち歩いていると強奪されることも多々あるため、スマホの電卓アプリで済まそうとせず、日本から電卓を持参したほうが良い。&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/references&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Webmaster</name></author>
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