Электроника МК-61
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1983年〜1994年に旧ソ連の軍産複合体であるソヴィエト連邦電子産業省が製造・販売したRPN関数電卓で、旧ソ連製電卓では第三世代にあたる。
本機は、筐体が縦型であること、別売のソフトウェアROMを装着する22ピン独自インタフェースが無いこと、使用する電池が単3形×3本であること、製造最終年が1994年であること、定価が85ルーブルであることを除けば、全てЭлектроника МК-52と同じである。詳細はЭлектроника МК-52を参照されたい。
スタック | 3+1段 |
プロセッサクロック周波数 | 75kHz |
使用電池 | 単3形×3本 |
製造期間 | 1983年〜1994年 |
製造国 | 旧ソ連 |
1983年発売時の定価 | 85ルーブル |
脚注
- ↑ 1.0 1.1 偶然か必然か、National Semiconductor 4510とほぼ同じ値(挙動)である。特にの演算結果が小数点第4位まで同じなのを「偶然」の一言で片付けて良いのだろうか。National Semiconductor 4510にも記したが、ナショセミはこれに実装した科学・数学向けRPN関数電卓用ワンチップマイクロプロセッサであるMM5760Nの外販を前提に動いており、かつ、MM5760Nは4ビットCPUなので、1950年1月から機能し始めたCOCOM(対共産圏輸出統制委員会)の規制対象外であることから、旧ソ連はMM5760Nを正々堂々輸入しリバースエンジニアリングした可能性が否定できないと考えている。もしこれが正しいとすると、当時の旧ソ連とアメリカには、少なくとも8年の技術格差が存在したことになる。